美容部員の採用に活用できる助成金とは?
- 2025年12月1日
- 読了時間: 8分
美容部員の採用活動に役立つ助成金の申請手順と、その活用方法を具体的に解説します。

美容部員の採用や育成は、企業の存続にとって重要な課題です。しかし、採用活動には多くの費用がかかります。そこで注目したいのが助成金の活用です。
本記事では、美容部員の採用活動に役立つ助成金の種類や申請手順、そして効果的な活用方法について詳しく解説します。助成金を上手に活用することで、採用コストの削減と優秀な人材確保の両立が可能になります。
美容部員の人材確保に関心のある方は、ぜひ参考にしてください。
助成金とは
助成金とは、主に厚生労働省が管轄し、雇用促進や職場環境の改善を目的として支給される制度です。多くの場合、返済の必要がない点が魅力です。美容業界においては、特に優秀な人材の確保や定着が課題となっており、助成金を活用することでこれらの課題解決につなげることができます。
助成金と補助金の違い
助成金と似た制度として補助金がありますが、両者には明確な違いがあります。助成金は主に人材採用や職場環境の整備など、人に関わる支援に対して支給されます。一方、補助金は設備購入や新規事業の展開など、事業全体に関わる支援が中心です。
また、助成金は支給要件が詳細に設定され、その要件を満たせば支給されるのに対し、補助金は採択件数などが決まっていることが多く、審査に通らなければ受給することができません。
助成金は厚生労働省が管轄する支援制度で、補助金は経済産業省や地方自治体などが行う支援制度を意味することが多いのも特徴です。
美容部員の採用で利用可能な助成金の種類
美容部員の採用に有効な助成金は、主に次の種類があります。
人材開発支援助成金
人材開発支援助成金は、従業員のスキルアップを目的とした研修や、その間の賃金の一部が助成される制度です。助成金のコースは複数あり、各コースによって適用条件や支給金額が異なります。
例えば、人材育成訓練コースでは、業務に関連した知識やスキルを得るための研修やセミナーを実施した際に支給されます。助成限度額は、ケースに応じて一人当たり10万円〜50万円で、美容部員のスキル向上を目的としたトレーニングプログラムに活用することができます。
トライアル雇用助成金
トライアル雇用助成金は経験・技能の不足で就職が困難な対象者をハローワークなどの紹介で一時的に雇用し、適性を見極める制度です。試行期間雇用を経て無期雇用に移行が可能です。
例えば、35歳未満の求職者にトライアル雇用を行うことで最大5万円が最長3か月間支給されます。支給条件として、若者雇用促進法に基づく認定を事業所が受ける必要があります。
キャリアアップ助成金
非正規雇用労働者の労働意欲向上、キャリアアップ促進のための助成金です。非正規雇用労働者を正社員にしたり処遇改善したりした際に事業者に支給され、支給額は企業規模やケースにより異なります。
例えば、中小企業で非正規雇用労働者を正社員に転換した場合、1名につき最大80万円の支給があり、1年間で20名まで利用可能です。さらに初めて申請する場合は20万円の加算があります。
支給条件は、事業主が雇用保険適用事業所であること、キャリアアップ管理者を事業所ごとに配置していることなどが求められます。
両立支援助成金
この助成金は、出産・育児、介護などを理由に離職せず働き続けられるよう、企業が雇用環境を整備する際に支給されます。主に次のコースがあり、定める要件を満たすことで支援が受けられます。
・出生時両立支援コース(男性の育児休暇取得)
1人目20万円、2~3人目1万円支給
・育児休業等支援コース育休(3か月以上の育休取得・復帰)
育休取得時30万円、職場復帰時30万円
・介護離職防止支援コース(円滑な介護休暇の取得・復帰)
休業取得時30万円、職場復帰時30万円
・柔軟な働き方選択制等支援コース(育児期の従業員が柔軟に労働時間を選べる制度導入・利用)(2024年設置)
一人20万円〜支給されます。
参考:厚生労働省|2024年度両立支援等助成金の概要
地域雇用開発助成金
地域雇用開発助成金は、地域経済の発展を目的とした助成金です。雇用機会が不足している地域で新たに事業所を設置し、その地域の人を雇用した場合に支給されます。
事業所の設置・整備費用と採用人数に応じて、年3回まで支給されます。対象地域によって指定期間が異なるので、確認が必要です。
参考:厚生労働省|地域雇用開発助成金 地域雇用開発コースのご案内
助成金の申請手順

採用の際に利用できる助成金は、種類によって異なります。各制度について解説している厚生労働省などの公式サイトなどを確認し、手順に沿って申請しましょう。
申請前の準備
助成金を受給するには、雇用保険適用事業所であることが前提です。その上で、自社が申請予定の助成金の要件に該当するか確認しましょう。また、事業計画書や財務資料、従業員の情報など必要な書類を整えましょう。
計画届の提出と実施
必要な書類を正確に作成し、所管のハローワークを経由して労働局に期間内に提出します。その後、計画書に沿って実際に事業を実施します。万一、計画に変更がある場合は、変更届も提出する必要があります。
助成金の申請
計画実施後に、助成金の支給を申請します。申請書とともに添付書類をもれなく貼付し、支給申請期日を守って申請しましょう。
また、雇用関係助成金ポータルでの電子申請も可能です。
審査と支給決定
助成金の申請後は、計画に沿って実施されたかが審査され、助成金の交付が決まります。審査期間は、2か月から半年程度かかることが多く、必要に応じて追加の資料提出や現地調査が行われます。
助成金の活用法
助成金を効果的に活用することで、企業は採用や育成のコストを抑えつつ、職場環境の整備にも力を入れることができます。中でも、採用活動にかかる費用負担を軽減できる点は大きなメリットです。ここでは助成金の活用法についてご紹介します。
助成金を活用した採用コスト削減
トライアル助成金を利用すると、新たな人材雇用において企業側のリスクを軽減することができます。1人につき3か月まで助成金を得ながらトライアル雇用ができ、無期雇用へ移行することが可能です。
キャリアアップ助成金を活用したトレーニングと教育プログラム
キャリアアップ助成金を利用して、従業員向けのトレーニングプログラムや教育セミナーを実施することができます。これにより、美容部員のスキルを向上させ、即戦力として活躍できる人材を育成できます。
両立支援助成金を活用した従業員の育児・介護支援
両立支援助成金は、従業員が出産・育児や介護で離職することを防ぐために活用できます。育児や介護のための短時間勤務や有給休暇を利用しやすい仕組みを作ることにより、優秀な人材の離職を防ぐことにもつながります。
助成金申請の注意点
助成金は、各制度により要件や申請期間が異なります。また、改正もたびたび行われているので、内容が変化した制度もあり注意が必要です。厚生労働省の公式サイトなどを参考に、最新情報を確認しましょう。
よくあるミスと対応策
申請時によくあるミスとして、書類の不備や、記載漏れが挙げられます。これらを防ぐためには、申請前にチェックリストを作成し、提出書類を一つずつ確認することが重要です。
申請後のフォローアップ
助成金の申請が完了した後も、定期的なフォローアップが必要です。審査期間中に求められる追加の情報提供や、進捗状況の報告を適切に行うことで、審査がスムーズに進みます。
助成金の適切な活用方法と法令遵守
助成金は、指定された用途にのみ使用しなければなりません。不正利用が発覚した場合は法的責任が問われる可能性があるため、適切な使い方を理解し遵守することが重要です。
まとめ
本記事では、美容部員の採用に活用できる助成金の種類とその申請方法、活用法について詳しく解説しました。助成金を上手に活用することで、企業は採用コストを押さえながら、優秀な人材を効率よく確保することが可能になります。
各助成金制度には、それぞれ異なる条件や手続きがあります。厚生労働省の公式サイトなどで最新情報を確認し、自社に最適な制度を見極めて、効果的に活用しましょう。

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